Arai Atsuko Exhibition,,"CogMA/CoCoGa Museum of Art"
新井厚子展「ここが美術館」

2010年9月11日(土)〜9月23日(木・祝) 12:00〜18:00(水・金 休廊)
アーティストトーク:9月18日(土) 17:00〜18:00


「ここが美術館」は美術作品を鑑賞したい/してくれる人がいる所に出向き、身近にある入れ物を超小型美術館として展開するアートプロジェクトです。CogMA が行く所、どこでも美術館、なんでも芸術作品になります。 
このプロジェクトは、ギャラリーZoneのある大阪府箕面市の桜井市場と私の住むバルセロナを舞台に展開されています。昨年、桜井市場を取材したおりに、市場の方から「スペインでこの写真を展示するんやったら、それを人が見てるところを見たいわ」という声を聞き、それでは…と桜井で撮った小さい写真を市場でよく使われる果物運搬箱に設置してバルセロナ数カ所の市場で見せてまわり、市場の人、ものと一緒に記録していきました。今回の展覧会はギャラリーと桜井市場で行ない、ギャラリーではバルセロナに行った桜井市場のここが美術館について展示し、また市場内数カ所には、バルセロナの市場のここが美術館を設置していきます。
旅するCogMA。さて、どこへたどりつくのでしょう。

新井厚子



新井厚子は1994年にスペインに渡り、美術学校で彫刻を学ぶ。現在バルセロナ在住。
1997年にはバルセロナのポブレノウ地区にあるアーティスト・ヴィレッジ アンガール(HANGAR)スタジオプログラムに選出されている。ここでは、アーティストは、いろいろな施設を持ったアトリエを最長2年間利用できるいう。このプログラムはスペインでは新進気鋭のアーティストを探すためのカタログ的空間として機能している。ここでの活動を契機に新井は、ヨーロッパ全土、北米に活躍の場を広げる。日本においても越後妻有アート・トリエンナーレをはじめ、他多数のアーティスト・イン・レジデンスに参加している。
新井の発想モティベーションは「移動」つまり「旅」だという。世界各地のアーティスト・イン・レジデンスに参加しながら、ワークショップなどを通してその行為までも自己表現の手段としている。文化、言語の違いを越え、作品を通じてそれぞれの地域に住む人々とお互いにコミュニケーションを図ろうとする。
今回の個展、ここが美術館、CoCoGa Museum of Art in 桜井市場ではバルセロナの市場の人々と桜井市場人々との間を超小型移動美術館が巡回する(作品が巡回するのではない)。その行為の記録を展示し観客(その地域の住民)との交流を美術の文脈で提示しようとしている。
どのような展覧会になるのか楽しみだ。そこはZone。

コンテンポラリーアートギャラリーZone 代表 中谷 徹


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