Atsuko Arai Exhibition, "MACoG/Museum of Art CoCoGa"
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新井厚子展「ここが美術館 総集編」
2011年8月20日(土)〜9月1日(木) 12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク:8月27日(土)午後4時〜5時
大阪府箕面市桜井市場から始まったアートプロジェクト「ここが美術館」が、バルセロナとピレネーを巡回して桜井に戻ってきます。「ここが美術館」は、市場を舞台に何でも芸術作品どこでもアート空間をめざして、その場にある箱を「超小型美術館」にしたてて小作品をみせてきました。こっそり展示、子供ワークショップ、おしかけ展示、ギャラリー展示、など様々なかたちで展開しながら桜井市場とバルセロナの市場,はたまたピレネーの村をめぐって、この夏「ここが美術館」の旅の総集編をおとどけします。
新井厚子
協力:阪急桜井市場 バルセロナ市 公営市場協会 サグラダファミリア市民文化センター サグラダファミリア市場組合
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John Dillemuth Exhibition,"Reconfigured"
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ジョン ディレマス展「Reconfigured―変容―」
2011年7月12日(火)〜7月24日(日) 12:00〜18:00 水金は休廊
最近は樹皮を剥がした木の枝で組み立てた骨組みに、装飾的な模様の布を覆い、双方向的で動きのある「仕掛け」を制作している。ほとんど布だけを使った作品を制作したのは、今回が初めてだ。このために選んだ布は、日常生活でよく目にする下着や、パジャマ、あるいは、タオルのように、直接身に纏ったり、体を拭ったり乾かしたりするものである。作品に使用した布は身体を想像させたり暗示したりする非常に私的なものである。この「仕掛け」では、それとなく遊戯性と性的な内容を匂わせた。また、ほかにインスタレーションではポップイメージや布の柄を作品の一部として取り込んでいる。
この展覧会では、いくつものテーマを盛り込んでそれぞれ異なったインスタレーションの形をとった。素材である衣類の形やテクスチャーから身体問題を取り上げているのは明らかだろう。観客は衣類(作品)に触れ、感じ、楽しみながら参加し、対話できる。また作品に設けられた管や穴は、子供が隠れたり覗いたり、覗き趣味の人が身を潜めたりすることも考えられる。そこには、公的スペース対私的スペースという、もうひとつのテーマがある。このインスタレーションは公のスペースであるギャラリーで非常に私的な衣類(下着)を取り上げていることから、ある意味露出症的ともいえる。一般にアートとして不適切な内容と考えられるものをも展示している。しかし、いろいろな方法で素材を駆使し、猥雑で淫らなイメージなど微塵もないかのように装った。観客が作品に手や体を触れるだけでなく、参加することで楽しく時間を過ごして欲しい。
ジョン ディレマス
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Shuichi Hashimoto Landscape Exhibition
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橋本修一の風景画展「風景浴『山の時間』」
2011年6月18日(土)〜6月30日(木) 12:00〜18:00 水金は休廊 アーティストトーク「風景の記憶の中を歩く」:6月25日(土)午後4時〜5時
私の風景画と制作の手法について 人は撮影した写真を見ることで記憶がよみがえります。私は撮影した写真を見ながらコンピューターで、その風景を描きます。しかし、描きたいのは、風景そのものではなく、呼び起こされた記憶です。それらは、光と空気の中で遊ぶ色彩であったり、風景に出逢って呼び覚まされた自身の中に眠る世界かもしれません。私は写真を見ながら、写真に映っらない物を描こうとします。ベジェ曲線で風景を一度パーツや色彩に分解し、再び組み合わせることで、再構築していきます。それぞれのパーツは、必ずしも具象的な形にはならず、単純化されたり、文様の様になったり、時には、飛び跳ねる単なる色彩の塊として表現されます。 再構築された風景をコンピューター上で分版して原盤を作ります。それは、版画の様に刷り色ではなく、遠近の位置関係の5〜10枚のレイヤーに分けます。ベジェ曲線で描かれた原板としての絵にはサイズは存在せず理論上、無限に大きくする事が出来ます。これらの原板から最終的なサイズを決定して、各レイヤー事に画像処理ソフトに出力します。さらに画像処理ソフト上で、空気や光を表現する為のレイヤーを間に幾つか挿入し、様々な気象現象の表現を試みます。すなわち、1枚の原盤で全く違った幾つかの気象条件の絵が出力可能になります。これは、私の記憶を絵の中に定着させる為の重要な過程です。それらの中から、私の記憶に一番近い状態のデータを保存し、最後にレイヤーを一つに合成する事により、一枚の完成したプリント作品が生まれます。
橋本修一
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Miyuki Asayama Exhibition,"Wine Cork Project vol.3"
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浅山 美由紀展「ワイン コルク プロジェクト Vol.3」
2011年5月16日(月)〜29日(日) 12:00〜18:00(水・金休廊) アーティストトーク:5月21日(土)午後5時〜6時
このプロジェクトは、友人・知人から提供してもらったコルクを使って、高覧者と私が一緒に作品を変化させていくという参加型の作品展です。 ギャラリーに設置された木のオブジェは、見る人によっては、建物や山、そして標のように見えます。 そのオブジェやギャラリーの壁面にコルクを貼付ける事によって、 作品は刻々と変化していきます。 形あるものは、永遠にその形をとどめておく事が出来ません。 このオブジェが、高覧者という人との繋がりの中で変化して行き 新たに生まれ変わる様子を通して、「つながり」「変化」そして「再生」を表現したいと考えています。
追記 東日本大震災を境に、作品を大幅に作り変えました。 理由は、私の中で何かが変化したためです。 私が、制作活動を始めたのは、阪神大震災がきっかけでした。 よってこの度の東日本大震災により、いろんな事考えさせられています。
「ワイン コルク プロジェクト小品展」を同時に開催しています。 小品の売上げのアーティストフィーの半分を、日本赤十字の東日本大震災の義援金へ寄付させていただきます。
浅山 美由紀
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