箕面の森アートウォーク2013 / Minoh no Mori Artwalk 2013

阪急箕面駅から箕面大滝に至る滝道沿いやその周辺の施設や店舗などに、箕面の自然・歴史的建造物・史話・施設などをテーマにしたサイトスペシフィックなアート作品を設置します。また、ダンスパフォーマンスや、夏休みのお子様にも楽しんでいただけるワークショップなども開催します。
作品鑑賞を通して、箕面固有の自然、歴史、文化を再確認し、地元の人々と交流を深めることにより、これまでの観光地箕面とは一味違う魅力を発信し、理解していただくことを目的としています。

テーマ:つながる視点 〜Visual Networking 〜

会期:2013年7月17日(水)〜27日(土) *会場により開催日時が異なります。
会場:橋本亭、箕面公園昆虫館、梅屋敷、音羽山荘、KAJIKASOU、fuse、珈琲 雅楽、滝安寺前広場、大滝前、久國紅仙堂・紅仙堂ギャラリー、滝道沿いの土産物店

参加アーティスト(50音順):麻谷宏、浅山美由紀、新井厚子、伊佐地恵子、今井祝雄、エトリケンジ、小泉光子、佐久間新、しまだそう、杉本晋一、高田洋一、田中加織、田中広幸、長野久人、長谷川敬、伴戸千雅子、麻留也、堀尾貞治、山本修司、Christopher Fryman、Jerry Gordon、Yanjah

主催:箕面の森アートウォーク2013実行委員会、コンテンポラリーアートギャラリーZone   
後援:大阪府、箕面市、箕面市観光協会、市民活動フォーラムみのお、公益財団法人 箕面市メイプル文化財団
協力:箕面FMまちそだて株式会社、箕面公園昆虫館、メイプルハーツ企業共同体、CATBOX
助成:大乗弘照箕面芸術文化振興基金助成事業(申請中)
総合プロデュース:コンテンポラリーアートギャラリーZone


Minoh no Mori Artwalk 2013 will be held at the Meiji no Mori Minoh Quasi-National Park for 11 days, from Wednesday, July 17 to Saturday, July 27.
It features art works, workshops, performance, and so on, collaborating on the exhibition space with the cafes, restaurants and the public and private facilities along the Takimichi, path to the waterfall.

Theme: A Connected Viewpoint―Visual Networking

Venues: Hashimototei, Minoh Park Insects Museum, Umeyashiki, Otowasansou, Kajikasou, fuse, Cafe UTA, the square by the Ryuanji Temple, in front of Minoh Waterfall, Kousendou Gallery, souvenir shops along the Takimichi

Artists: Atsuko Arai, Chikako Bando, Christopher Fryman, Hisato Nagano, Hiroshi Asatani Hiroyuki Tanaka, Jerry Gordon, Kaori Tanaka, Keiko Isaji, Kenji Etori, Maruya, Mitsuko Koizumi, Miyuki Asayama, Norio Imai, Sadaharu Horio, Shin Sakuma, Shinichi Sugimoto, Shuji Yamamoto, So Shimada, Takashi Hasegawa, Yangjah, Yoichi Takada

Organizers: Contemporary Art Gallery Zone / Executive Committee of the Minoh no Mori Artwalk 2013


Hideki Yamada Exhibition, "Hide"
ヤマダ ヒデキ 個展「 hide:ハイド/されど覆われず 美しく」
Printworks & Installation

6月15日(土)〜 6月27日(木) 12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:6月22日(土)午後4時〜5時


今現在、いい事、悪い事を含め、
否応なく訪れる新たな価値観に出会い、
経験しながら生きていくと言う事。
様々な出来事、価値観に出会い、生きていくと言う事は、
その経験値に徐々に覆われ、ある意味、包まれようとしているのかも知れません。
しかし、生きていく経験の中で、大切な部分は覆われずに失いたくはない意思、
ポジティブに美しく生きるという事を思い描いています。
その見えない実感を視覚化しようと試みた、
写真作品を核とした作品です。
作品は単体でも成立しており、
また全体での関係性(インスタレーション)でも
感じていただければと思っています。

ヤマダ ヒデキ


案内に掲載の写真
ラムダプリント


Minori Yata Exhibition, "Horizon"
やた みのり展 「地平線」

5月18日(土)〜 5月30日(木) 12:00〜18:00(水金休廊)

アメリカ、ニューメキシコ州の荒野に一人住むアーティスト、やたみのりさんは、周りの風景を描き自作の詩をコラージュした作品を発表します。そこには彼女の生活と心境が絵と文字で綴られています。

これまで一貫して言葉にこだわり、彫刻、インスタレーション、パーフォーマンス、音楽、詩と幅広いメディアで作品を発表してきた みのりさんは、何にもとらわれることなく自由奔放に「思い」をアートにまで昇華することができる、生来の詩人です。


「心の地平線」(やた みのり)

生きることは 
与えられた道を歩んで行く様に思われる

煌めく太陽の光に 浮き彫りにされながら
透明な 時間空間の流れの中に 浮き沈みしながら
秘かに そして ひたすらに 歩む旅路のようだ

そこには
美しい愛と
慈しみの心と
寛大な心と
生きているという 此の地球に存在しているという幸せと

ふつふつと涌き上がる 夢のカケラが 煌めいている

旅の道程は 
美しくもあり 険しくもあり なだらかでもあり
厳しくもあり 孤独な暗いじめじめしたものでもあろう

と言っても 
川の流れの様に 一瞬たりとも同じでは無い
クル クル 廻りながら 移り行く季節と 大空の雲の様に
風に吹かれながら 雪に吹雪かれながら 雨に洗われ 
太陽に暖められながら

ひたすらに 輝いて 生きる




John Dillemuth Exhibition, "Re-collection"
ジョン ディレマス展「回想/Re-collection」

4月13日(土)〜4月25日(木) 12:00〜18:00(水金休廊)


ここ数年間、私は絵の題材として写真を使ってきました。いつも、一連の写真のイメージから得られるテーマ、もしくはコンセプトをもとに作品を作ります。バッファロー 大学の卒業制作展では高校のイヤーブックから同級生の肖像の連作を制作しました。ロスアンゼルスのアートコア(ギャラリー)では、料理やインテリアの雑誌から借用したイメージを題材に、「ベッドと浴室」といったテーマで作品を発表しました。ドイツのコロンで展示した作品「石鹸の泡」は、叔父が50年代、60年代に撮った農場の写真のイメージからインスピレーションを得ました。

今回の個展では、私が住んでいる家の以前の住人が残していった家族のスナップ写真を使っています。私は、写真の所有者に会ったこともないし、題材になっている物を見たこともありません。他人の家族写真を覗き見るのは病的で刺激的な経験でしたが、私にとって、この家族写真は、面白い絵の題材でしかありませんでした。しかし、なにか家族の大切な瞬間に土足でずかずかと入り込んでいくような気がしました。

私の初期の作品の多くは、絵画の主題や、スタイルに一風変わった方法を用いて、窃視症的な要素を表現しています。このプロジェクトでは、私は単に窃視者ではなく個人の記録の改ざん者でもあるように思えます。そこから生じる新たな意味を、観客はどう捉えるのでしょうか。

ジョン ディレマス


John Dillemuth http://www.art-gallery-zone.com/zone/artist2/john.htm


案内に掲載の作品
"At the Table" 2013 Acrylic on paper 16"×23"


Group Exhibition, “PRISM 2013”
グループ展「PRISM 2013」

3月23日(土)〜4月2日(火)12:00〜18:00(水金休廊)

アーティストトーク&レセプション
3月30日(土)午後4時〜6時

参加アーティスト/岡宏之、岡村ヒロシ、田中加織、中崎宣弘、西嶋みゆき、西田真弓、わにぶちみき


私はアメリカのカリフォルニア州にあるサンディエゴと言う町に住んでいる。そこには、トムクルーズが主演した映画「トップガン」のミラマー海軍航空基地がある。通勤には、いつも基地の中を貫いている道を利用する。丁度、今頃が雨季にあたり、にわか雨が多発する。つい最近、雨上がりに突然、巨大な虹に遭遇した。

ミラマーロードとカーニービラロードの交差点を右に入りしばらく行くと、左手に降って湧いたような唐突さで山塊が目に入る。虹は、その山裾から天空高くせり上がり、遙かかなたに連なる山稜に沈む。天空の中ほどからは、7色の色相の束が滲み出るように空を染め、巨大な虹のエアーショーが繰り広げられていた。空に描かれた自然の妙技に感嘆しながらも、ふと、今月に開かれる「グループ展PRISM」に思いを馳せた。

毎年、「グループ展PRISM」では、7人のアーティストが描く「虹」をZoneから発信している。日本では、各地に虹の端が地面に接する所には黄金が埋まっているという伝承があるそうだ。それを信じているわけではないが、最近「グループ展PRISM」が巡ってくるたびに、Zoneには、きっと黄金が埋まっているに違いないと確信に近いものを感じている。今年も春の訪れと共に、Zoneの小さな空間に巨大な「虹」のエアーショーが繰り広げられる。いつの日か黄金を発掘したいものだと、楽しみにしている。

コンテンポラリーアートギャラリーZone 代表 中谷 徹


*画像をクリックすると大きくしてご覧いただけます。


Zone Theme Exhibition 2012, "AGING"
Zone テーマ展 2012 「AGING(老化)」

2012年12月20日(木)〜29日(土) 12:00〜18:00(金曜休廊)


参加アーティスト/
麻谷宏、浅山美由紀、伊佐地恵子、入江陽子、小泉光子、笹埜能史、篠原克治、しまだそう、杉本晋一、中谷徹、麻留也、やたみのり、ヤマダ ヒデキ、アーロン モスコウィッツ (Aaron Moskowitz)、ヴァロー リベルト(Vallo Riberto)、ジム カーティス(Jim Curtis)、ジョシュア ミラー(Joshua Miller)、ジョン ディレマス(John Dillemuth)、メアリー マゲーリ(Mary Maughelli)、リサ グレイ(Lisa Gray)



<テーマコンセプト>

「高齢化社会」という言葉が社会をにぎわせて久しい。平均寿命が延び、出生率の低下に伴って人口が減少し、「老人」の人口全体に占める割合が 増加したことによる。

老化は、個々の細胞のレベルでは、生まれた直後から始まると言われている。このことは「人間の老化」は厳然たる事実であり、何人も否定することはできない。今日、ライフスパンが長くなり、どのように生き、いかに終着点に到達するかが、あらためて問われている。今この瞬間、「生」を享受している者にとって、表現者として、避けて通れない課題ではないだろうか。

「生」が日常であり、「死」が非日常であるのなら、生活空間が日常であり、アート空間が非日常であるのなら、日常と非日常が交錯する場であるZoneの空間は、まさに「生」と「死」そして「その過程」を語るのにうってつけの「場」である。

生きることで生成する点、線、面、空間そして時間でもって、人間の生の営みをあるがままに、Zoneの「場」に描出し、ハレの儀式を粛々と執り行おうではないか。「生きる」と「老いる」は同義語であるのだから。


若いときには、われわれは愛するために生きる。年をとると生きるため愛する。(ラヴルモン)


So Shimada Exhibition
しまだそう個展「0≒Be式」

2012年11月10日(土)〜11月22日(木) 12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:11月17日(土)午後4時〜5時

私の描く絵画には様々なモノが描かれている。ふと見渡せば、あらゆる所であらゆる物が影響しあい、微妙な力関係は常に押し合いへし合いしている。
多重にかさなった層の中で、皆が絡まりあっている。膠着ではなく、流動を求めている。
それは、きっと私が、自立、分断、個人、一つで完結したモノ(人)の存在を信じてはいないからだ。

しまだそう

案内に掲載の作品
「ここは小さな世界です」
アクリル、キャンバス 1455×1455mm


MARUYA Exhibition, "Portrait Moment"
麻留也展「時の肖像」

2012年10月15日(月)〜10月28日(日) 12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:10月27日(土)午後4時〜5時


私の描く絵は、そのモチーフの殆どが花です。
”花を描く人” と言われているかも知れません。
でも、目を凝らして見る、その先にあるものは、花の姿をした別の何かで、自分自身もそれが何なのか 未だ解らずにいます。
でもそれは、絵を見てくれた人の目に映った姿で良いと 思っています。
ある人にはそれが「女性」に見えたり、ある人には「傷」に見えたり、「悦び」の瞬間だったり、「悲嘆」の中だったり。
私にとっての花は、音楽家にとっての音符であり、詩人にとっての文字のようなものだと思っています。
旋律や言葉が生まれた瞬間に、ただの音符や文字はその姿ではなくなり、美しい調べとなって、音楽に、詩になるように、花も花でなくなる。そして、絵でさえなくなってもよいと思っています。

目の前にあるモチーフの、それの持つ刹那の時間(とき)を捉え、ただ描写する ”Portrait Moment” は、私の普遍のテーマなのかも知れません。

麻留也





案内に記載の作品
「時の肖像」から
2012年
オイルパステル/和紙
750×750mm 




Miho Nunohara Exhibition, "Hikari"
ぬのはらみほ個展「ひかり」

2012年9月15日(土)〜27日(木) 12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:9月22日(土) 午後4時〜5時


神さまとつながる岩
黄色いおひさま さんさんと照る
いのちの水辺 きらきらひかる
草木も育つ ぐんぐんと
めぐるめぐる たくさんのいのち
空気の中と 心の中と
空と 水と 大地と 風と
うまれた場所
めざす場所
そして いつか かえる場所
心のおくと 体のそと
空気のなかに とけて ある
ホウ ホウ ホウ
そうだよ と ふくろうが言った

ぬのはらみほ


案内に記載の作品
「ひかり」2012年 キャンバスに油彩 P150号 


*過日フライヤーにてお知らせしました「ぬのはら みほ展」の会期について、記載に誤りがありました。
 お詫び申し上げますとともに、上記の通り訂正させていただきます。




Lisa Gray Exhibition, "The Iconagones"
リサ グレイ展「The Iconagones」

2012年7月12日(木)〜24日(火) 12:00〜18:00(水・金休廊)


不気味な死の訪れに抗い、挑んでいる全く穢れのない無垢の少女をテーマにしています。現実の世界からその要素を拾い上げひとつのイメージを創り上げています。実際には、テーマとは相矛盾する事実や感情を盛り込み、より深い共感を得ようとしました。

私が使用する色は純度が高く、極端に人工的なものです。しかし、これは、現実の生活に存在する「少女の世界」をテーマにした表現につながるのです。まず、実物そっくりだが、うわべだけの官能的な面が神話を想起させます。その点で、ここに描かれているイメージに衝撃をうけるのです。つぎに、より詳しくみると、その現実の厳しさを否応なしに認識せざるを得ないのです。

このような悲劇的な人生に立ち向かった人たちには、ハリウッドスターのマリリン・モンロー、ファーストレディーのジャクリン・ケネディー、女性飛行士のアメリア・エアハートあるいは、メキシコの女性画家フリーダ・カーロがいます。私の求めているものは、相反する気持ちが同時に存在するときに、ためらわず果敢に立ち向かい、脅迫的な恐ろしい気持ちに打ち勝つことです。そしてその時、経験するであろう敗北感でずたずたになった気持ちを克服することなのです。

*タイトルThe Iconagonesとは私の造語で、iconic(像)とgone(死んでしまう)を組み合わせた言葉です。ポップカルチャー(大衆文化)で、かつて大きな存在で人々に崇拝され賛美されたが、若くして不慮の事故で亡くなったり不治の病で亡くなった者、私にとって特に女性をさします。

リサ グレイ



案内に記載の作品
タイトル:Blue Frida(メキシコの女流画家、フリーダ カーロ)
サイズ:20インチ×24インチ
メディア:デジタル コラージュ(digital collage)



Shinichi Sugimoto Exhibition
杉本晋一展「重力都市」

2012年6月16日(土)〜28日(木)12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:6月23日(土)午後4時〜5時


描くという隠蔽 消すという露呈
それらは
連続し分断される・動かす留まる・整え壊される
流れては刻まれる・うねりながら横滑る・はみ出しつつ至らない
構築しつつ溶解してゆく

世界はその性質から
下へ、あるいは中心に向かう。
しかし、中心が複数化、或いは中心を見失ってしまうと
座標軸は揺らぎ
世界は、拠り所なく流動化し続ける。

身体は分断化され・埋没し・浮遊する
絵画 という 奇跡 から始まる 自閉的な二次元世界に
退屈さに耐えつつ乗り越えて 貧乏揺すりする筆先

杉本晋一


Keiko Isaji Exhibition, "12 Messages"
伊佐地恵子展「12のメッセージ」

2012年5月12日(土)〜5月24日(木)12:00〜18:00(水・金休廊)
アーティストトーク:5月20日(日)午後4時〜5時



高校生の頃から、ふと浮かんだ作品のアイデアや、題名としての言葉を書き留めている。また作品になりそうな素材も、同じように直感の赴くまま手に入れ、何でも大切に手元に置いている。

インスピレーションは小説や詩、新聞のコラム、夢で見たこと、子ども達の絵や言葉などから享受する。それらは意味のない言葉遊びやアイロニカルなもの、または単に奇想天外であったり面白いというだけ。また、使い終わったもの、壊れたものや朽ちた物などに、私だけがピピッと感じるものがある。

「12のメッセージ」と名付けたこの展覧会では、アイデア、言葉、素材のそれぞれのストックの中から、お互いを「紡ぐように」「捧げるように」「こじつけるように」引っ付けた。無意識で直感的なその選択には、私自身が気付いていない私が見えるのではないかと楽しみにしている。

伊佐地恵子



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