田中佐弥個展「青い世界で蝶の夢を見る-Dreaming of Butterflies in a Blue World」
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2月18日(土)〜3月1日(水)、木金休廊、12:00〜18:00
今世界はLEDの光によって、夜でも至る所まで人工の光に満たされる。 これらの光は、生物界では不自然な状況を作り出し、生物の環境を不自然に歪め、昆虫など生物の生存を追い詰める。 高度なテクノロジーが発展する世界に生命の形は歪み始め、もはや我々人間はテクノロジー無しには生きていけないと感じるところまできてしまった。
テクノロジーによって変わる生と死の形は、かつて聖書エゼキエル預言にあった「死者が甦る世界」を思い起こさせる。 神がテクノロジーに置き換わる世界で、魂は何処へ向かうのか?
古代、人間は蝶に魂の姿を見ていた。 LEDの青い光の中で、夜を失ってしまった我々は、魂までも失い始めたのかもしれない。 (田中佐弥)
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