「水陰に差す」
酒井 エル L. SAKAI 
●ヴァイオリン演奏:山中 裕平 YAMANAKA Yuhei

●会場/琴の家(対岸から鑑賞) 
●開催日時/10月21日(土)
11:00~(約45分)

 

「琴の家」の庭で踊ります。

庭の前を滝に通じる小川が流れ、
絶え間ないせせらぎの音の響きやきらめきに、箕面の森の物語をきくような気がします。

100年前、宿屋だった琴の家では、人間の様々な営みがあったことでしょう。

ここを取り巻く風景や、人の感情といった、今も昔も変わらないものがある一方で、
個を見つめれば、何ひとつ同じものはない自然の生命。

古に耳を傾け、移ろいゆく儚いものと普遍のものとをテーマに作品とします。
この瞬間が新たな森の記憶となることを想って。

 
   

 

酒井 エル プロフィール

東京都葛飾区出身、京都在住。幼少より踊り始める。バレエと民族舞踊をベースに持ち、後に様々な身体表現と舞台づくり全般を国内外で学ぶ。音楽家やアーティストとのコラボレーショを通して生まれる動きや、日常のシーンで心に留まるフォルムをもとにダンスをつくる。空間に置いて「場」が活きる在り方で身体を置く。絵画、建築、自然等から広く着想を得て創作する作品は、パフォーマンスやインスタレーションの要素を取り入れ、現代社会と個人の存在について独自の切り口で表現する。

2017.3 「realities」L.Sakai –solo dance performance / 京都 UrBANGUILD
2016.6 「不在」 東京創造芸術祭オープニングパフォーマンス / 東京 中野ゼロ
2016.3 「splí:n」 京都国際舞台芸術祭 2016 Spring オープンエントリー作品 / 京都UrBANGUILD
その他、「黒の息吹、光り」(2015.11 / 大阪)、「君はひとりでいなければならない」(2015.6 / 東京)、「from the Line –不自由から始まる」(2014.8 / 東京)等。

山中 裕平 プロフィール 
兵庫県芦屋市出身。甲南高等学校卒業。桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコース修了。国立音楽院ジャズミュージシャン科卒業。宮日音楽コンクール最優秀賞。JILA音楽コンクール弦楽部門第3位。石川誠子、曽我部千恵子、工藤千博、鷲見健彰の各氏に師事。イタリア、ドイ ツ、ポーランドのマスタークラスにてマッシモ・プラディーラ、リェルコ・シュピーラー、ワンダ・ヴィゥコミルスカの各氏に師事。その他、サラブレッドの研究や、世界各地への旅からも多大な影響を受ける。また、忍者の秘伝を現代に伝える「武蔵一族」に入門し、芸忍《ヴァイオリン忍者 幽兵》としての活動も行うなど、現在ソロ、室内楽の他、様々なジャンルで活動中。




 




「splí:n」 Kyoto Experiment 2016 Spring Fringe (2016.3)

「realities」 L.Sakai –Solo dance performance (2017.3)

Photo credit
Kazuo Yamashita: left/middle/bottom
Wataru Kinoshita: top